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Legend of The Jack

250名のゲストが参列してくださった国の重要文化財である横浜市開港記念会館で実現した伝説的な結婚式のレポートです。

| 幸せを呼ぶ横浜の重要文化財で実現した結婚式 |

Ryoko & Takamasa


Family Party@霧笛楼
Ceremony@横浜市開港記念会館
After Party@リストランテアッティモ


Gallery

Wedding Report

横浜三塔のひとつ横浜市開港記念会館 通称ジャックの塔
国の重要文化財になっています
講堂は荘厳な雰囲気
一方新郎新婦様は親族との会食に向かわれました
名門レストランの霧笛楼でご親族水入らずでのご会食
そしていよいよ挙式の準備
総勢250名ものゲストがお集まりくださいました
船の汽笛音をスタートにお二人のこれまでの歩みを上映

Making Story

お二人との出会い

横浜市開港記念会館で式を挙げたい、それがお二人のなによりのご希望でした。
しかしプロデュース会社や近隣のレストランを回ってみても、
お二人の願いをかなえてくれるところが、なかなか見つからなかったそうです。

自分達でやるしかないのかと思い始めたとき、
たまたま過去にここでプロデュースをした私のブログの記事を読んでくださり、ご連絡をいただきました。

横浜三塔の一つ横浜市開港記念会館は、三塔が同時に見える場所をすべてまわると幸せが訪れると言い伝えられる、
開港の歴史を見守ってきた幸せのシンボル。
国の重要文化財に指定されている有名な建造物で クラシカルな本物の重みがある空間がとても素敵です。
駅からも近くロケーションもすばらしい!

しかし公共の施設であるため、抽選に当たらなければ使用することができません。
また、会場が広いのでスタッフ人数や、段取りも細かい計算が必要で、確かに労力的にはかなり覚悟がいる会場です。
けれどここでしかできない結婚式のあり方を提案していきたい!!
・・と常々思っていたこともあり、

「努力は惜しみません」

というお二人の誠実で一途な想いにも心打たれ 喜んでお手伝いすることをお約束しました。

抽選会で見事に当選!

まずはパーティ会場の下見からスタート。抽選に当たったらその日のうちにでもすぐパーティ会場も押さえられるよう、
一緒に会場をみてまわり、候補を絞るところから始めました。

そして・・いよいよ予定していた初めての抽選の日がやってきました。

「当るまで何度でも通います!」

とおっしゃっていたおふたり。 今年~来年くらいに当ればいいかな、と かなり時期的にゆとりをみていたのですが、
お二人の想いが神様に通じたのか、なんと はじめての抽選会で当選!
お知らせをいただいたときはさすがに驚き、

「すごい!すごい!」

と飛び跳ねて喜んでしまいました。(^^)

準備の日々

本格的に準備が始まると 想像以上に細かい段取りが必要で
スタッフも通常のウェディングでは考えられないほど
何度も打合せやリハーサルに協力してくれ、
このスペシャルな結婚式にエネルギーを注いでくれました。
(みんなホントにありがとう・・・!!!)

招待状はお二人からご依頼をいただき開港記念会館をモチーフにし
質感にこだわって活版印刷で作製、
お二人のオリジナルのロゴマークをデザインした封緘シールもおつくりしました。

ギフトは横浜にちなんだスペシャルなものをというリクエストをいただいて あれこれ試行錯誤した結果
老舗のお菓子屋さんが 「特別に今回だけ!」と横浜市開港記念会館をふくめた
横浜三塔の柄が入ったパッケージの焼き菓子を作ってくださいました。

ひとつひとつのアイテムや親族へのおもてなしにもこだわり
当日の親族のお部屋には
新郎のお母さまがお好きな薔薇の柄のグラスと
アイスのフルーツティーとフルーツゼリーのご用意をしました。

そしていよいよ当日!

まず かの有名なレストラン霧笛楼にて
ご親族のご紹介と親睦を兼ねた会食をしていただき、
その後に挙式、夜のパーティと 3部制のウェディングを行いました。

新婦はご自身で手作りされたドレスをお召しになりました。
シンプルでエレガントなラインがとても素敵なドレス!
リングガールの衣裳も新婦が手作りされたもので・・と
当日アナウンスをすると会場から静かなどよめきがおきました。

挙式の前には お二人の今日までの歩みを映像で上映。

「こうしてお二人の願いをかなえる瞬間がやってきました」

というナレーションでお二人がそれぞれに入場。

横浜市開港記念会館は真ん中に通路がないので逆にそれを生かし、
二つの通路を まさにゲストに見守られながら
お二人が歩んできた道のりである、という意味をこめました。

お二人のご両親同士がご挨拶ののち、お二人をメインステージに送り出していただき
誓いの言葉、署名、指輪交換を行いました
新婦のご希望で指輪交換のあとにエンゲージカバーをおこないました。
エンゲージカバーというのは、エンゲージリングをマリッジリングの上に重ねてはめ、
お二人の永遠の愛が決して外れないようにふたをする、という意味があるセレモニー。

そして集ってくださった方すべてがスタンディングで
お二人に贈ってくださった拍手が鳴り止まず、広い会場に響きわたりました。
この時ばかりは胸がいっぱいになってしまい 司会をしながら実は
一筋涙が溢れてしまっておりました・・

ご両親への感謝をこめた贈呈のシーン、
ゲストへのお礼の挨拶など
通常は披露宴でやるようなプログラムをたっぷり詰め込み、
200人あまりのゲスト全員での記念写真と、
グループごとに記念写真を撮影。

こんなに写真の時間をたっぷり取れるのもなかなかない光景です
挙式後パーティ担当スタッフは 挙式会場の片付けを担当スタッフに任せてゲストに先回りしてダッシュ!
しかし早々にご親族やゲストがご到着されて 大急ぎの準備となりました
パーティ会場では
ご家族のために お二人に一番近い所に特別席を設けました
そして お二人を待ち受けていたゲストから 音楽やナレーションが 全く聞こえないほどの
大声援がとんで大盛り上がり!
ラストはお二人がギターとキーボードと歌でゲストへの感謝の気持ちを伝えてくださいました。

通常、挙式の打合せは直前の段取りだけのリハーサルが10分程度、ということが多いと思いますが、
挙式をメインに位置づけ、これほど挙式のために打合せを重ね、
挙式のためにこれほどの時間をかけて準備をするようなケースはほとんどないと思います。
お二人との出逢いのおかげで「結婚式」そのものが
とても大きな意味を持つものであることを身にしみて感じた一日となりました。

「映画のような結婚式にしたい」と

当初おふたりからご希望をうかがっていたので なんとかしてその希望をかなえたいと思い、

シネマのような撮影編集技術を持ったすばらしいスタッフと出逢うこともでき、
これまた何度も打合せをし、何度も修正を重ねて映像を作り上げました。
映像も何度でも修正ができることは なかなかないのではないかと思いますが
毎年記念日にこの映像を見ます!と お二人にとても喜んでいただき 私も感無量でした

そして・・・後日
ご自宅にお招きいただいて結婚式のアルバムをお届けし、
当日や準備期間のご感想などを伺ったのですが、
なんと、、私へのサプライズバースデイケーキを焼いて下さっていて、そのお心遣いに思わず号泣。。

なんて素敵なお二人なのでしょう。。。
そしてお二人の幸せはさらに次へとつながっていくことになったのです。

(続きは後日アップいたします。お楽しみに)

Masako Noguchi


After Interview


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